親密さ、というのが
いま、何か大きなファクターとして目の前に現れている気がする。
人見知りしない性質に(後天的に)なったし
誰とでも、とくに苦もなくコミュニケーションはとれるのだけど
プライベートに誰かが入り込むことへの恐怖みたいなのが
潜在的にある。
故郷もなくなってしまったし、いやあるんだけど戻る機会は激減したし
自分のオリジン、ルーツに親しみを感じることもなくなった。
むかしは猛烈な郷愁に襲われることがしばしばあったんだけど、
住み慣れた実家がなくなったことで、それを感じることもぐっと少なくなった。
正直、どうしたらいいのかわからない謎の苦しい感情だったから
ああ、これからはこの感情を持たなくてもいいんだ、楽だな。前だけみて生きていける。と思ってたんだけど
これはこれで、たまに謎のむなしさに襲われる。
自分と過去をつなぐ根っこがなくなって、根無し草になったような感覚。
自分と過去をつなぐ根っこがなくなって、根無し草になったような感覚。
人工的な夢を持ち、自分を管理しようとしているけれど
しかし、管理できない、どうしようもない気持ちはそういえばどこにいってしまったんだろうと。
運はとてもよいほうだし
わりかし幸せに生きてはいるんだけど、
何か、大事なものをすっぽかしているような感覚が最近ある。
それが、親密さに似た何かなんだろうと思う。
未来を、前を、見続けることで
何かを見落としているのかもしれない。
もろもろ、優先順位を考えなおそうかな、と思った。
マスメディアからの出演オファーに展示のお誘い、華やかなプロジェクト。
そういった目新しいチャンスは輝いて見える。けど、
それ以上に、家族や故郷というのは代替不可能な大事なものだ。
血という、後から操作しようのないもの。
時代によって、状況によってあらゆるものの価値はうつろっていって
これまでもてはやされていたものの価値が一夜にしてなくなってしまったりする、儚い世界だけども
血縁、というものは揺らぎようがない。その人の遺伝子を受け継ぎ、その人の細胞から生まれてきた、というまぎれもない事実。
姉の結婚式のあと、家族で久しぶりに宿泊したホテルで
追い込み中の展示の準備をしていた自分を、ちょっと悔いた。ぞ。
GWの展示が終わったら、家族に会いにいこうと思います。
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