2017年9月30日土曜日

そして生活はつづく

メディア芸術祭の展示も終わって、自分の中で大きなプレッシャーが溶けていった感じがある。
自分の作品が衆目に晒されるのはなかなかドキドキするもので、会期中は心ここにあらずだった。
受賞、ということの意味をどう捉えるのがいいのか分からない側面もある。多少の悪意や重圧を感じることもなきにしもあらず、だった。
それでもありがたいことには代わりはないし、これからの作家人生を祝福・後押ししてくれるものには違いない。

会場の撤収も終わり、返信の滞ったメールも捌きまくり
今日は忙しさにかまけて乱雑に散らかっていた家を手入れした。
今の自分にふさわしくない服は処分。重曹で床拭きし、秋冬用のラグマットを敷く。冷蔵庫の野菜の整理も兼ねて夏野菜カレーも作った。
六本木アートナイトも開催中なんだけど、どうも今日は人がたくさんいる場所に行きたくなかった。。

今日は彼氏も友達と旅行中で、久しぶりに完全に1人を味わう時間だった。
夜になって小腹が空いて、近所のコンビニにぶらぶらお菓子を買い出しにいった時に
東京の夜をひとり歩くこの感じに、すごく懐かしさを覚えた。
大学生の頃からずっと変わらない感覚。
生活の匂いと孤独の贅沢さ。
この10年間で得たものも多かったが、変わらないものも死ぬほどあるよなあ。

「そして生活はつづく」。
星野源のエッセイのタイトルなんだけど、すごく的を得ていて地に足のついた言葉だ。
夢がかなっても、脚光を浴びても、その後も生活は淡々と続いていく。飯を食って、排泄し、洗濯物をたたみ、食器を洗う。
生活する、ということを楽しまないことには、生きることの意味が片手落ちに思えてきた。
バランス悪く努力するのも大事だけど、ある程度中庸を保ちながらやっていこうと思うたです。

基本的に、人はひとりで生まれてひとりで死んでいく。
自分という単一ユニットで生きているこの生の、孤独と自由と幸せを噛み締めている。

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